我が家のご飯保存におひつがおすすめな理由！木製の香りを堪能できるよ！

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ある日、夫の実家に帰ると、台所にででん！と居座っていた炊飯器がありません。
夫が学生の時から使っている年代物の巨大なご飯ジャー。
ついに壊れたのか、と思い聞くと
「ミースケ（猫）が乗って、落としちゃったのよー。でも古いし重いしもういいかなーって」
じゃあ、お母さん、新しい炊飯器は？
「それがねえ」
と目を輝かせた義母。何か自慢したいことがあるみたいです、
「まあ、ご飯の時間を楽しみにしてて！美味しいご飯を作ってあげるから」
そしてご飯の時間。
義母は土鍋でご飯を炊き始めました。
まあ、噴きこぼれるわ噴きこぼれるわ。これは後の掃除が結構手間だなーと感じました。

ここでおひつが登場！
おひつをご飯の保存に使う理由は美味しいから
おひつの手入れや衛生面では大丈夫？
1. おひつに接着剤は使われていません！！
美味しいご飯におひつはつきもの
電子レンジ対応やセラミック製など種類たくさん

ここでおひつが登場！

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そしてご飯が炊き上がり、義母が出してきたのは木製のおひつです。
「これねー、お友達にもらったのよ。これに入れるとご飯がすごく美味しいの」
とワクワクしながら炊きたてのご飯を移していきます。
土鍋で炊いたご飯はつやつやとしていて、それだけで美味しそう。
おひつに入れて、少しおひつになじませてからご飯の時間です。

ご飯を一口。
義母の目がワクワクしています。
あれ
「美味しい」
「で、しょー！」

土鍋の力かふんわりと炊き上がったご飯。それがしっとりと落ち着いています。
新米の高いお米を食べている錯覚を覚えるくらい美味しい。
「お米変えているわけじゃないですよね？」
「近所のスーパーで10キロ3700円よ」

義母の目が、してやったりと言っています。
「これね、土鍋だけじゃこうはいかないのよ。おひつに入れることで余計な水分をおひつが吸ってくれるから、こんなにふっくらしっとりつやつやになるのよ。美味しいでしょ」
へー、と感心して聞いていました。
今まで使っていた古い炊飯器で炊いたご飯とは雲泥の差です。
「しかも、保温もしてないのに冷めてもご飯がパサパサにならないのよ。うちはいっつもご飯が余るから助かるのよ」
義母は夫のご飯の食べっぷりを見て満足そうです。
この日、結構多めに炊いていたご飯は残りませんでした。

おひつをご飯の保存に使う理由は美味しいから

おひつは、昔から使われている道具の一つです。
私の小さいころからすでに炊飯器が活躍していて、私も夫もおひつの実物を見たことがなく、今回実家で初めて目にしました。
スタンダードな形の木製のおひつ。
炊飯器のない頃は、直接火にかけてご飯を炊いていました。
でも、そうすると、ご飯を美味しくするために必要な水分までも、蒸気になって逃げてしまいます。
そうするとパサパサで美味しくないご飯ができ上がります。
そんなご飯食べたくないですよね。

そこでおひつに入れるという習慣ができました。
木製のおひつはご飯の余分な水分を吸い取ってくれます。
また、適当な水分を補ってくれる性質もあり、おひつに入れていると冷めてもご飯がパサパサにならないのはこの性質のおかげです。
「木は呼吸する」と言います。この呼吸が水分量を調節してくれるのです。

おひつの手入れや衛生面では大丈夫？

「不潔そう」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
木の種類によっては抗菌作用があるものがあり、一日常温で置いても腐りにくいという性質を持っています。

何より義母の家で感じたのは蓋を開けた瞬間に鼻をくすぐる木の香り。
これだけでご馳走感が出ました。

「でもお手入れは？」
お手入れも簡単です。
ご飯を入れるためのものなので、余計な油分や汚れはつきません。
ですので普段はお水で残ったお米粒を落とし、たんぱく質の滑りをきちんと落とします。
あとはきちんと乾燥させておくだけでいいのです。

たまにクレンザーなどで大掃除。これもクレンザーをかけてたわしでゴシゴシこするだけ。

大切なのはご飯粒を残さないこと、（ご飯のタンパク質の残りも）きちんと乾燥させること。
これだけ守ればいつまでも黒ずむこともなく、綺麗な状態を保てます。

おひつに接着剤は使われていません！！

「でもおひつって接着剤とか使っているよね？」
それは間違いです。
きちんと製法に沿って作られているおひつは接着剤は使いません。
おひつは木とたがでできています。
そうです「たがが外れる」という言葉にある、あのたがです。
たがは金属でできていて、おひつを桶状に締め外れないようにしています。
たがが外れるとバラバラになってしまう。ですから、たがが外れるとは、足かせが取れてハメを外すこと、秩序が乱れることを意味するようになったのです。
おひつには合成接着剤を使っていません。